やりたいこと、読みたい本が山積みなのですが、帰国の旅程を立てなければなりません。ようやくみんなの予定がぼんやりとわかって取りかかったら、あやういところでした。JALはもう満席でANAは4席しか残っていないという恐ろしい状態。
最初に飛行機に乗り始めた30年くらい前は意地でも「日本の航空会社のには乗らない!」と思っていたのですが、アメリカの航空会社になれてしまったせいか数年前にJALに乗ったらサービスが心地よくて…。すっかり日本の航空会社のファンになってしまいました。
楽な旅になれている娘に「飛行機では離れ離れで、しかもどまんなかの席だよ。禅修行のつもりで挑もう」と伝えたら「え~、そんな~」という感じ。「私が初めてヨーロッパに行ったころには、安い南回りを使ったからロンドンに行くのに36時間もかかったのだよ。しかもどまんなかの席で!」と説教しはじめたら、さっさと姿を消してしまいました。
食いしん坊の娘は「旅行計画」というと、「回転寿司を食べたい」、「日本でしか食べられない奇妙な食べ物を体験したい」とこればかり。私は、「地便を優先すべきか、ホテルの安楽さを優先すべきか」と悩んでいるというのに。。。結局は、「地便と洗濯(ビジネス系)」、「素敵なホテル」、「地便と洗濯(ビジネス系)」、「素敵なホテル」とサンドイッチにすることにしました。夏に洗濯なしに2週間旅行するのはちょっと怖いですからね。
それにしてもネットは便利ですよね。直接ホテルの予約ができるのですから。昔とは大違いです。地図やクチコミ情報と照らし合わせて選べるのも利点です。訪問するのは東京、京都、故郷の兵庫県北部、と住んでいたことのある場所なのですが、状況はすっかり変わっています。すっかり悩んでしまいました。この2日間、家事以外はすべて旅行の計画ばかり。「これではいか~ん」と思っていたら、夫から「11月のロンドン旅行のホテルを予約しておいて」との依頼。またもトラベルエージェントになってしまいました(ぶつぶつ)。
でも、私好みのホテルが選べるという利点もあるのですよね。「英国でアメリカのホテルには泊まりたくない」、「狭くてもいいから英国を感じるホテルがいい」というのは3人に一致した希望です。ですから思い切ってバッキンガム宮殿のすぐ前にある古いホテルに決めました。「料金のわりに狭い」と文句を言っているアメリカ人がいるようですが、それも英国的。私は、ホテルそのものを観光地としてみなしていますから。
ここは私が大好きな19世紀英国ミステリーの貴族社会の中心地です。そういうことを思いつつ徘徊するのが今から楽しみでなりません。娘は、「高級ホテルでのハイティーを体験したい」とこれまた食べることばかりですが、11月までに英国ミステリーを読ませておこうと思います。
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