対象:高校生以上
ジャンル:ノンフィクション/歴史
書評 by Moeさん
これは、実際に高校であった出来事です。歴史の先生が、第二次世界大戦で、あった「ナチス」というグループについて理解を深めるためにしたことなのですが、その結果生徒たちが「ナチス」になってしまったのです。
The Book Thiefを読んでから、Adolf Hitlerについて興味があったのですが、ナチスは、これほど怖いものだと思いませんでした。第二次世界大戦を、もっと知りたい人にはお勧めの本です。もう人間は二度と同じ間違いをしてほしくないと思いました。
渡辺のメモ
1969年にカリフォルニア州パロアルトで実際に起こった話です。
この時代の米国では、学校で実験的な試みがよく行われていて、この話もどうやらそのムーブメントのひとつのようです。歴史や差別を学ぶために、実際に生徒にそれを再現させるというやり方ですね。子ども時代にそれを体験した人から、聞いてあきれ果てたことがあります。
歴史や心理を理解しないとニュアンスが分かりにくいと思いますので、高校生以上がおすすめです。
コメント
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